とん ぼ だま
蜻蛉玉


【沿革・特徴】

 色模様のついたガラス玉で紐を通す穴を持つものを蜻蛉玉と呼び、紀元前18世紀頃のメソポタミアで既に作
られていたという記録があります。

 その後シルクロードを通じて奈良時代に日本に伝わりました。
 正倉院に多数保存されており、この頃には国産化されていたという記録もあります。
 その後、平安時代に断絶しましたが、江戸時代に長崎経由でオランダから再び技術が伝わり、大阪で盛んに製
作され、「玉造」という地名が現在も残っています。

 最近では藤村トンボ玉工房の先代・藤村英雄氏が、江戸時代からの技術を継承し、再現不可能と言われた中国
戦国時代の七つの星模様や乾隆時代の小桜玉の復元に成功する等活発な活動を展開し、現在は子息の藤村真澄氏
に引き継がれ、ネックレスやループタイ等が人気を呼んでいます。

【指定年月日】
昭和62年2月6日